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官僚日記

理想の女、理想の政策

薬学部JD

女の記録

某日18:00 新宿

最近は新規開拓に余念がない。ネトナンでひっかけた薬学部JD(さすがに20overですw)とアポ

のはずが週明けに急遽官邸でのレクがはまった関係で直前までしこしこ作業に追われる

「おまたせ」「遅い!なにやってたの」「ごめん、仕事でさ」

対面で会うのは2回目。1回目のときはほとんど話せてないので実質今回が初

顔は普通、スタイルはかなり良い。地味に高学歴

何度か行ったことのあるイタリアンへ。スパークリングで乾杯

話を聞くと彼氏は4人いたがどうもヤリ目ばかりで恵まれない男性遍歴の様子。スタイルが良くて性格もおっとりなので狙われやすいのだろう

まあ、こういう場合は誠実アピールが鉄板でしょう

1軒目で誠実さを見せつつ油断したところを2軒目のショットバーで強めの酒入れてKOにかかる

バー自体ほとんど来たことがないようだったので勝手に度数の高い甘口のカクテルを入れると飲むわ飲むわ、、、

案の定ふらふらになったところをホテルへ連れ出し

最近は店からホテルへ向かう道中で「何もしないからw」が何のためらいもなく口をついて出て来るようになった

こうなると役所のロジ仕事と大差ない

十分楽しんでから駅でバイバイ

帰り道付き合う/付き合わないを延々と気にしていたので若干の罪の意識

帰宅

この何も残らない関係をいつまで作り続けるんだろうか

虚しくなりつつ、残りの作業にとりかかった

外コン女子

女の記録

 某日25:00 新宿

最近はおかわりばっかりで全く新規開拓できていないということに焦っていたのだが、外資に転職した元上司からお声がかかり、官僚・外銀・外コン・総合商社というなんだかとってもアレな合コンに参戦、外コン女子と意気投合

見た目はややロリで清楚系、色々あざとくオッサン受け良好といった感じ。色々しごかれてるのか知らんが、とにかく柔和で癒し系。毎日死んだ魚の目した霞が関の女たちばかり眺めているのでそれだけで新鮮w

時間も時間だったんでいつものバーへ

とりあえず高学歴女子の扱いというのは至ってシンプルで、もはや反射神経的な対応である

要は承認欲求だ

といっても仕事や本人のスペック面なんて褒めても無意味で、ガリ勉な青春を送ってきてしまったがゆえに脆弱な相手のパーソナリティを小出しに肯定していけばよい

もっともっと肯定して!と承認欲求にうまく火をつければあとはオンザレール

ロジスティクスの観点で言えば、新宿は六本木・池袋と並んでトップクラスの環境である。良質なホテルの客室供給数は段違いだし、いい感じの飲み屋からも圧倒的に近い

というわけで、この日は何一つ取りこぼすことなく無事ホテルin

疲れていたがもったいなかったので徹夜で3回

そのまま解散して部活帰りのようなすっきりした心持ちで眠った

残酷なる霞が関

日々の仕事

後輩職員と話していたら、土曜は内定者たちと飲み会だと言っていた。そうか、もうそろそろ1年目が入ってくる頃か…と遠い目で入りたてのころの自分を思い返す

俺が配属されたのは局の総務課のようなところだった。1年間の刑期を満了し満面の笑みをたたえた2年目の職員から10分程の簡単な引き継ぎ説明だけを受け、即実戦に投入された。配属後の最初の大きな仕事は大量の国会の想定問答の割り振り。要は「委員会質疑がちょうど翌朝予定されている。10人の議員が合計で100問をうちの大臣に質問してやると事前通告してきているが、そのうち80問はお前の部署の管轄だから、朝までに80問分の想定問答を作って大臣に説明しろ」というオーダーがその日の20時に降りてくるのだが、実質的にこれを俺1人でさばく必要があったためかなりしんどかった記憶がある

職員一人が生産できる想定問答はどんなに処理力が高くとも1日10問が限度なので、とても自分の課だけでは引き取りきれない。大半の問をいくつかの課に降ろさないとならないのだが、過酷なのはその調整プロセスである。基本的に局内の他課は自分たちにとって何の実入りもない国会対応には非常に非協力的であれやこれやと理由を作って簡単には仕事を引き取らないため、「いかにお前らがこの問を作成するのにふさわしい課か」みたいなことをゼロから理詰めで考える必要がある。幸いにして役所は「前例主義」文化なので、割り振りの前例データベースを検索して類似した問を過去に作成した実績があれば説得しやすいのだが、何も引っかからないときはゼロベースで理屈を作る必要がある。そして委員会の質疑開始時間だけは絶対に待ってくれないのでとにかく時間がない。問を他課に割り振るためのロジック作りに費やして良い時間はせいぜい1問あたり1分が限度なのだが、生煮えな理由で他課に割り振ろうものなら執務室中にとどろきわたる大声で「クソ詰まってねえ理由で持ってくんじゃねえ!」と一蹴される。今ではめっきりだが、時に胸ぐらをつかまれて「◯ね」乃至それに類する言葉を吐きかけられることもあった。当時の俺はとにかく必死だったので、右も左もわからないなりに類似する前例や内規で反撃したり、どうしても平行線の場合は誰にも相談せず「お宅に割り振るってことで(偉い人の名前)さんまでクリアとってるんで、ゴネたいならもっと上の人出して下さい」などとハッタリかましたりして切り抜けたものだった

そんなこんなで大臣への説明予定時刻の朝7:00直前まで想定を作り続け割り振り続け、分厚い数百ページの想定問答集の束を大量印刷し、開始1分前に大臣室に持ち込むまでが俺の1日だった。もちろん国会対応以外にも各種会議の運営から予定表の作成といったルーティンまで仕事は大量にあり、1分たりとも気が抜けない日々であった

さて、霞が関では若手であっても、こうしたハードワークに耐性がない、仕事の処理力が低いと少しでも判断された瞬間に本流からスポイルされ、あっという間に干されてされてしまう。同年代の仲間内で「あの程度で◯ぬなんてクソつかえねー笑」と平気で陰口をたたかれるのはもちろん、二度と「生き残り組」と対等に口を聞くことはできない。どんなに官庁訪問で評価されようが、公務員試験で1位をとろうが、一度失格と判定された瞬間にわけのわからない新興国に飛ばされたり、代々2種職員がいたようなポストに飛ばされたりとその末路は惨憺たるものだ

もちろん階層が上がるにつれて求められるものはどんどん変容していくので、今ではあの頃ほどの体力仕事は求められない。それでもなお激烈な競争環境にあることは疑いなく、しかも外銀・外コンのように超短期決戦で終わってくれる性質のものでもなく、いつ果てるとも知れぬなか、溜め込んだ鬱積を部下へのサディスティックな詰め殺しでぶちまけながら、日々ギリギリの戦いに明け暮れているのが俺たちの悲しい本質である

考える人、指示する人、実行する人

政策論

この世の中は3層構造である。すなわち、

・問題の所在を明らかにし、何をなすべきか考える人間(A層:学者、シンクタンクコンサルタント的な集団)

・A層から提示されたいくつかの理論のうち一つを選択してなすべきことを具体的に指示する人間(B層:政治家、経営者的な立ち位置)

B層から与えられた指示を具体的な形に仕上げていく人間(C層:官僚、一般ビジネスマンなど現場で働く人々)

の3者。俺はC層なのでその立場からものを言おう。いまこの国にA層は不要だ。ぶっちゃけて言えば、偉そうな審議会でA層たちを集めて延々と議論している「べき論」の中身というのは、本質的には30年前からほとんど変化がない。少子高齢化がヤバイ、借金がヤバイ、地方がヤバイ、経済構造がヤバイ。それらがヤバイなんてことはみんなわかっていて、それこそ現場の作業員にすぎない官僚たちも、上は事務次官から下は入省1年目のひよっこまで当然認識しているのだが、何か理由があって解決できないまま積み残しとなってここまでやってきたわけだ。このままいくと国の借金がとんでもないことになるなんてことは耳にタコができるくらい聞き飽きてんだ

より正確な議論をするのであれば、少なくともいまこの国には(1)超具体的で、(2)実行可能性をすみずみまで点検した上で、(3)クリティカルな処方箋を提示できるA層だけが求められている。いま審議会にお呼ばれしているようなA層は、大抵上記のいずれの基準も満たしていないことが圧倒的に多い。優秀な人でも(1)と(3)をギリギリクリアできるくらいで、およそ(2)の視点はない

ではなぜこの国の行政がギリギリのところで回っているかと言うと、B層とC層の尽力による部分が大きいと思っている。そもそもA層が圧倒的に優秀であればB層の仕事はない。選択した提言をそのままC層に伝えればお役御免だ

ところがA層が無能すぎるがゆえに、B層・C層であっても一定程度の付加価値をつけてあげないとどうにもこの国は回らなくなってしまっている

あるべき姿(国の借金をなくす)はわかっている。どうすればいいか、結論(歳入を増やす)は出ている。しかしどうしても実現が難しい(消費増税は選挙に負ける)。では、どうすれば目標に向けて一歩でも前進していくことができるのか(→比較的実現が容易な小玉な施策の積み重ねなど)。国家行政の最前線で、B層とC層は本当に毎日頭を抱えながら奮闘している

よく「官僚組織は日本最強のシンクタンクなのだから、政治家は官僚をもっと活用すべき」という言説を拝見するが、それは本来的な役割としてはおかしい。国政の現場に携わる人間から見れば、この国にまともな学者やまともなシンクタンクが存在しないから、本来は現場の作業員にすぎない官僚がやむを得ず知恵を絞っているだけなのだ

「官僚支配」なのではなく、官僚にすべて丸投げせざるを得なかっただけなのでは?

A層の強化と淘汰がのぞまれる

若手キャリア官僚の役職別業務

日々の仕事

課長以下の役職別業務について。

 

課長:課で一番えらい人。基本的に作業はせず、体外対応や下から上がってきたもののチェックがほとんどだが、重要なプロジェクトの最初の動き出しは課長が取り仕切ることが多い。この役職年次から熾烈なサバイバルレースが始まり、人事もある程度露骨になっていく。部下も一気に増えるため、突き上げを食らう数も最も多く、中間管理職としての手腕がシビアに問われる。大体45歳前後〜50歳のキャリアがつく。

 

企画官:課長一歩手前のポスト。併任などで課長が不在の課では実質一番えらい人になるが、基本的にスタッフ職で特定の部下をもたない遊撃職として配されることが多い。40歳手前でこのポストになるが、ほとんど2年程度の短期間ですぐ課長になることが大半。管理職の中では最下位という位置づけで、中二階職の勉強ポストも多い。

 

課長補佐:その課の実務上の最高責任者。おおよそ30歳〜40歳までで、駆け出し補佐は「えらい係長」のような仕事をしているだけだが、年次の高い補佐になると部下の人事評価権が与えられ、一気に責任も増える。その分できることが増え、雑用から解放されて仕事が面白くなってくる役職。実質的にこのあたりから出世競争が激化し出す。花形部局の総務課の筆頭補佐をこなせれば同期では頭一つ抜けた存在となる。

 

係長:20代中頃〜30歳。場合によっては部下がおらず末席となることもあるが、1〜2名の部下がつき上司からも当てにされるようになるポスト。とは言えやっている内容は係員とあまり変わらず、コピー取りから日程調整・資料作成まで。たまに議員レク対応などもこなし、国会答弁作成はこの役職の人が主力となる。自分の仕事もしながら未熟な係員の指導もしなければならず、体力的には一番しんどい役職だが、管理職から意見を求められることも増え、仕事の幅は広がる。

 

係員:大体入省2〜3年目まで。あらゆる雑用を一手に担い、裁量はほとんどない。朝から晩まで倒れる直前までこき使われるが、そこで倒れず生き延びることができるかどうかが役人人生最初の試金石。役所によっては地方等への外部出向が一律に課せられ、羽を伸ばせることもあるが、本省係員は常在戦場である。

地銀総合職女子

女の記録

俺は、相手が好みのタイプだろうが好みのタイプじゃなかろうが据え膳は基本的に食う

というか、食うことにしてる

理由は自分でもよくわかってない

きっと女を抱いた数だけ、たとえば10人よりも20人抱いたほうが、自分が強くなる気がするからだろうと思う

ダメだった頃の自分から少しでも遠くへ離れられる気がする

東京で、中央で生きるということは常に戦うということである

自信を失ったその時がこの街から去るべき時だ

* 

「あした東京行くから泊めて」

合コンで知り合った地銀の女から連絡があった

背が高く色白で痩せ型

正直、あまり好みのタイプではない

近所のダイニングバーでさっとメシして自宅へ

ほろ酔いのままベッドイン

 

電気を消してカーテンとドアを完全に閉める

まじまじと顔を見たら萎える気がした

 速攻で終了

 

蒸し暑かったので女をベッドに残してソファーで寝た

シングルベッドは何かと不便だ

無題

日々の仕事

国会もなく閑散としていた役所に政治家たちが戻ってきた。財務省を辞めた知人が「役人辞めたらただの人だった」と言っていたが、政治家ほどその落差を滑り落ちてしまう人種もいない。常に死と隣り合わせの緊張感は、役所にはない。だからこそ自分の立身出世にばかり目が向いてしまう。他に有り余るパワーのやり場がないからだ

月に300時間残業しようが400時間残業しようが、国民が目に見える形で喜んでくれることは絶対にない。どんなに立派な法案を通そうが、完璧な会議設計ができようが、それが国全体の利益になっているはずだと妄信できるほど純朴な役人はいないだろう

そんな組織だからこそ、曇りなき心の月を先立てて、先の見えない世界を照らしながら一歩一歩進まねばならない