官僚日記

理想の女、理想の政策

ハッピーバレンタイン(生保嬢その後)

ずるずると続いている生保嬢にバレンタイン何かくれないのと言ったら、おうちにおいでと言われた。俺の家から1時間かかる僻地だが、せっかくなのではるばる遠出して自宅へ上がり込んだ。

一人暮らしの女の家ってのは、なんつーか男の一人暮らし以上にリアリティのかたまりじゃねーかと感じる。どんなに綺麗な女だろうと同じ人間なわけで、もそもそメシも食えば排泄だってする。取り繕った掃除ぐらいじゃ拭い切れない、ひとりの人間の活動した痕跡がそこら中に散らばっている。まあ、そういうのはどの女だって同じだ。学生時代の女、社会人ほやほやの頃の女、遊びで付き合った女。

昔を思い出しながら感傷に浸っている間もなく、なんだかよくわからないごちゃごちゃとしたオムライスのようなメシが出てきて、きったねえ家にきったねえメシ、でも女は美人でご奉仕してくれる、なんだか妙に家庭的なその空間で、俺は結婚てのも悪くねーのかなとぼやんと思った

だんだんとこの生保嬢をセフレ化することへの負い目がでかくなり、その晩は珍しくなにもせずにただ抱き合って眠って終わった

翌朝、女は行くところがあるとだけ言い残して家を出て行った。俺はまどろみのなか、女の家の干からびたベッドでひとり惰眠を貪った

昼過ぎ起床。机の上のパンをかじる

カギを郵便ボックスに入れ、1時間かけて帰宅。これからまた合コンだった

職場の昔の上司に誘われて行ったその合コンには、それなりにレベルの高い女がいた。

出身地いじり、もちものいじり、かと思えば「〜〜たん」と呼んで甘えたり、調子に乗ったところを突き放したり。食いつきは良かった。ただ、どうしても気分が乗らなかったため、終電で帰宅した。すぐにラインが来た

この女ともまたずるずると続くのだろう。そうして色んな女が俺の手をすりぬけていく

ただひとり残る女がこの後の人生で現れるんだろうか

俺の家のベッドはシングルだ

今晩は一人で眠りたい気分だった