官僚日記

現役若手官僚の絶叫

日々の仕事

若手官僚のある日の一日(ver.のどかな日)

朝 7:30、起床。眠い。あと5分と思いつつも目覚ましを叩いて体を起こす 顔を洗う。クローゼットを見るとシャツがよれよれのものしかない。近所のクリーニング屋に服を取りに行く 8:00、家に戻る。クリーニング済のシャツに袖を通す。朝食を取る時間がないの…

なぜ官僚が作る資料はわかりにくいと言われるのか

民間に行った友人と話しているとたまに上がる話題、「なぜ官僚が作る資料はあんなにわかりにくいの?」 答えは簡単で、そこに恣意性が入る余地があったら行政として終わっているからである 仕事柄、戦略コンサルなどが作る資料もたまに拝見することがあるが…

残酷なる霞が関

後輩職員と話していたら、土曜は内定者たちと飲み会だと言っていた。そうか、もうそろそろ1年目が入ってくる頃か…と遠い目で入りたてのころの自分を思い返す 俺が配属されたのは局の総務課のようなところだった。1年間の刑期を満了し満面の笑みをたたえた…

若手キャリア官僚の役職別業務

課長以下の役職別業務について。 【課長】課で一番えらい人。基本的に作業はせず、体外対応や下から上がってきたもののチェックがほとんどだが、重要なプロジェクトの最初の動き出しは課長が取り仕切ることが多い。この役職年次から熾烈なサバイバルレースが…

無題

国会もなく閑散としていた役所に政治家たちが戻ってきた。財務省を辞めた知人が「役人辞めたらただの人だった」と言っていたが、政治家ほどその落差を滑り落ちてしまう人種もいない。常に死と隣り合わせの緊張感は、役所にはない。だからこそ自分の立身出世…

若手キャリア官僚の年収

官僚の年収はボーナス込みでだいたい下記の通り ・係員クラス(1〜3年目):500万 ・係長クラス(4〜6年目):600万 ・課長補佐クラス(7〜15年目):800万 ・企画官クラス(16年目〜18年目):700万 ・課長クラス(19年目〜):800万 指定職(官審)以…

財務省との戦い

俺は財務出身じゃないが、まあはたから見ていてもやつらは強い。個々の人材の厚みはもちろん、よく統率された組織全体のパワーもあり、そして各省の個別予算を全て握る省としての格もやはり頭一つ抜けている 某日、とある政策のとりまとめにあたって財務協議…

官僚は合コンでモテるのか

結論から言えば全くモテない。ほにゃらら省にいます〜といったところで、まず省庁の名前を知っている若くて可愛い女の子がいない。20代の女の子が平均的に知っている省庁の名前なんてせいぜい2つ3つがいいところだ。新橋や見附界隈のキャバ嬢ですら平均し…

若手キャリア官僚の1日

国会会期中か否かによる。会期中かつ世間の注目度の高い事業を担う花型部署にいて、そのとりまとめシーズンとかになると目も当てられない。 朝:8時登庁、朝っぱらからけたたましく鳴り響く電話を全てとりつつ新聞きりやら朝会のセッティングやら閣議対応や…